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市民遺産認定!40日かけ山頂目指すヒキガエル(太宰府市)(20201114)
福岡県太宰府市と筑紫野市にまたがる国史跡の霊峰、宝満山(標高829メートル)を頂上まで登るヒキガエルが、太宰府市の新たな市民遺産に認定された。これまでの市民遺産は行事や景観などで、生物の認定は初めて。市民遺産は16件目になる。
カエルの保護活動をしている「宝満山ヒキガエルを守る会」によると、宝満山のふもとの池でかえったカエルは5月中旬~下旬に上陸し、一部の100~1000匹が車にひかれたり側溝に落ちたり蛇に襲われたりする苦難に遭いながら約40日をかけて登山道を登る。宝満山でしか見られない現象という。宝満山は九州で最も登山者が多いといわれ、カエルは登山者の靴によって染み付いた匂いの道をたどるのではないかとみている。
会による提案が市民、事業者、行政でつくる市景観・市民遺産会議で委員の全員一致で認定された。
会の森田正嗣事務局長は「カエルを守るためにも生態を知ってもらい、神秘的な宝満山に愛着を持ってほしいと提案した。黙々と山を登るカエルのエネルギーを伝えていきたい」と認定を喜んだ。【桑原省爾】(毎日新聞記事 2020/11/14)
毎日新聞記事URL
https://mainichi.jp/articles/20201113/k00/00m/040/314000c
(その他記事紹介)
西日本新聞記事URL
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/654442/
読売新聞記事URL
https://www.yomiuri.co.jp/science/20201015-OYT1T50161/
★関連情報紹介★
ヒキガエルのための宝満山登山ガイドブック(PDF)
(宝満山ヒキガエルを守る会 2018)
http://nijinonanafusigi.la.coocan.jp/guidebook.pdf
太宰府市景観・市民遺産会議URL
http://www.xn--7stw62ab5g4q3a.jp/kanren/diary.cgi
ホームページURL | https://mainichi.jp/articles/20201113/k00/00m/040/314000c |
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