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特集展示 伊能忠敬没後二百年記念 平戸松浦家伝来の伊能図
今年は、日本全国を初めて測量し、極めて精度の高い全国地図、いわゆる「伊能図」を製作した伊能忠敬(1745〜1818)没後200年にあたります。
このたび、忠敬の功績を記念して九州ゆかりの「伊能図」をご紹介致します。
第9代平戸藩主の松浦清(静山)と忠敬、清の子の熈、忠敬の弟子たちとの交流があった松浦家には、長崎や平戸周辺を描いた「大図」5点、瀬戸内海沿岸部から長崎、対馬、朝鮮を描いた「中図」3点、九州全体を描いた「小図」1点、計9点の「伊能図」が伝わっています。
いずれも描画が丁寧で完成度が高く、明治時代に焼失した「伊能図」の正本(「大日本沿海輿地全図」)の面影を伝える貴重なものです。
本展を通じて、松浦家に伝来した正確で美しくもある「伊能図」をご覧いただくとともに、平戸藩主と忠敬たちとの交流の様相を感じ取っていただけましたら幸いに存じます。
開催日程 |
2018/10/30~2018/12/23 |
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会場 | 九州国立博物館 文化交流展示室 第11室 |
主催 | 九州国立博物館・福岡県 |
ホームページURL | https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre155.html |